「Nuit」~名前の由来と込めた想い~

 

🔷ヌイト(ヌト)は天空の女神


エジプト文化がお好きな人には、もはや説明不要なものですが、「Nuit」ヌイトについて少しご紹介させてください。

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西洋神名事典より

 

ヌト、あるいはヌイト(Nut、Nuit)
古代エジプトの天空の女神

ヌイトは、
🔵昼と夜のサイクルを司り、太陽の運行を支配する


🔵死者の魂を迎え入れ、再生のために保護する


🔵オシリス、イシス、セト、ネフティスといった主要な神々の母。包容力から母なる女神とされる

 

🔻🔻noteに詳しく綴っています🔻🔻

「Nuit」名前の由来と込めた想い

 

 

🔶ヌイトの姿

こちらは末期王朝時代に描かれたもので、

板絵にヌイトが大地に覆いかぶさる姿で描かれています。

画像末期王朝時代(紀元前680~670年頃)
 テーベ デル・エル・バハリ
メトロポリタン美術館

画像王家の谷にあるラムセス6世(紀元前1145~1137年頃)の王墓の玄室天井の一面
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🔻ネフェタリ王妃の墓では墓室全体の天井に広がる星空はヌイトを象徴しています。

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ネフェタリ王妃の墓の天井に広がる星空のパネル。天井の青地に金の星がびっしりと描かれている
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墓内の壁画
壁面には神々や王妃の迎えの場面ととに、天井の星空=ヌイトの象徴が描かれている

 

🔷名前に込めた想い


一日の終わりに太陽を飲み込み、一日の始まりに太陽を産み落とすヌイト。


ヌイトは全ての命を包み込む女神であり、

命のサイクルそのもの。

 

人生いい時も迷える時もあるけれど、

唯一無二である自分自身の存在と人生そのすべてを

命ある限り慈しんで、愛し尽くしてゆけますように。

ー大いなる存在に護られて、私たちは今ここにいる。


深い喜びと感謝とともに、

大いなるその意味を抱きしめながら、


私たちは生きていくー

この想いは、自分自身への祈りであり


ご縁ある皆様への祈りでもあります。

ヌイトへの敬虔な気持ちを込めて。

 

Nuit 
君咲 葉津妃