お知らせ
2025-09-19 15:03:00
9月の樂gakuレポ② 『月』編♥ ~不確実で曖昧な正体を乗り越える時~
さて、9月の樂gakuは『タロット遊び~vol.11~』、。
レポート②『月』編です☆
では早速、神話にからめて見ていきましょう☆
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向かって左がライダー版・右が神託タロットの『月』カードです。
ライダー版の代表的なキーワードは、本能、直感、精神落乱、謎、というところでしょうか。
水と大地のコントラストが強調され、現実と非現実や顕在意識と潜在意識といった境界線のはっきりしない曖昧な世界を象徴としています。
一方神託タロットの象徴的人物は“ヘカテ”です。
3面3体の姿をしたヘカテーの像(キアラモンティ美術館所蔵)
ヘカテはゼウスと正妻ヘラの子どもであり、月や魔術、魔力を司る古の冥界の女神です。
ゼウスが愛人エウロペ(ヨーロッパの語源になっている美しい女神)と浮気をした際、ヘカテが母親の口紅を盗んでエウロペに贈ってことで、母ヘラの怒りを買って地上に逃げました。
そして逃げ込んだ地上世界の家では、ちょうど女性がお産のさなかでした。
出産に立ち会ったヘカテは穢れてしまったため、浄化のために冥界のアケロン川に投げ込まれました。
そうしてヘカテは冥界の支配者の一人となり、無敵の女神として浄化と贖罪を司るようになりました。
ヘカテは魔術を司るため、時に魔人を地上に送り込み、人間に悪夢を見させて苦しめたり・・・そんな側面をもっているんだとか。
『ヘカテー』ウィリアム・ブレイク 1795年 テート・ブリテン所蔵
の
ライダー版の代表的なキーワードに加えて、混乱、変化、不確実な時間、待つこと、分解と再統合、女性原理と意味がさらに多岐にわたる感じです。
曖昧で捉えどころがない、人格を持たない移ろいやすい気分や混乱の体現。
それは困惑と不安と当惑に満ちている。
ひとつ前の『星』で私たちが確かな希望を、次の『太陽』で具現化するための、いわば準備期間のイメージ。
それは妊娠期間に例えられます。
抽象的でなんとも難しいカードの一枚ですが、例えば人生のフェーズが変わろうとしている時、
その移行期間というのは往々にして不安定であるということ。
それを乗り切るから、その次に自信に満ち溢れた輝かしい『太陽』のステージに到達できるのですね。
そう捉えると、『月』がとても人間らしく、いじらしく思えてきて、個人的に親しみを覚えたのでした。
長くなるので『太陽』は次回に続きます☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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次回▶10/19(日)PM
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